介護職は傾聴のスキルが力になる!求められる傾聴スキルとは

介護職のスキルの中で大切にしてほしいのが「傾聴」のスキルです。
傾聴とは、相手の言葉に丁寧に耳を傾け受け止めることを指します。
相手の言葉に共感すること、相手の話を否定せず肯定的な関心を持つこと、わかりにくいことは「わからない」と伝え、相手の話の真意を確認するといった基本事項の下で、話を聞くことが傾聴のポイントです。

介護を要する高齢者は自分の話をすることで、心の安定を図ることが多くみられます。
介護職員側も、一日の振り返りを誰かに話すことで気持ちのリセットを図れることでしょう。
や耳を傾けて話を聞くこと、誰かに話をすることはワンセットとして受け止めると、傾聴のスキルがぐんと高まります。

ただし、傾聴は単純に誰かの話に相槌を打ちながら聞くだけの作業ではありません。
先にも触れたとおり、相手の気持ちに共感をし、相手を肯定することが大切です。
しかし、自分にとって嫌な話題を聞かされることもあるでしょう。
その時は「○○さん、私はこの話題好きじゃないな」と一言だけ伝えることも自己一致への第一歩です。

なかなか難しいといわれる傾聴のスキルですが、介護士同士でロールプレイングをすることで、だれもがスキルアップを図れます。
スキルアップのために、介護士同士で今日あったことを話し合うことも一案です。
個人に関する話題には秘密保持が求められることもありますが、1人で抱え込んでしまうとメンタルヘルスにも影響します。
介護職員同士で振り返りを行い聞き入れることで、気持ちを和らげるところまでを「傾聴」ととらえましょう。